モロッコはアフリカ大陸の北西にあり、地中海を挟んでスペインの向かい側に位置しています。たまにテレビの旅行番組で観たり、友達にもモロッコは良いよと勧められていたのでいつか行こうと思っていました。
モロッコと言えば、サハラ砂漠・ラクダ・マラケシュ（旧市街：メディナ）・カサブランカ（映画）・青い町（シャウエン）・ミントティー。モロッコは英語も比較的通じるという話なので、アフリカ大陸初心者の僕でも行けるかなと思って行ってきました。
まずは簡単な動画を作成したのでご覧ください。
今回行ってきたのはこんな感じです。
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・モロッコとは
アフリカ大陸の北西にある地中海に面しており、アラブ・ヨーロッパ・ベルベルの文化が入り混じっていて独特の文化を持つ面白い国です。公用語はアラビア語・ベルベル語ですが、フランスの保護領だった事もあり、フランス語も広く使用されています。主にイスラム教（スンニ派）が広く信仰されています。
ベルベルて何？と思う方もいると思います。僕も思いました。ベルベル人は北アフリカに昔から住んでいてベルベル語を母語とする人の事みたいです。モロッコはアラブ人・ベルベル人が多く、他の民族も住んでいるようです。
日本からは飛行機でヨーロッパ・中東を経由する行き方が多いようです。
日本と同様に四季がありますが、地域により気候が異なるようです。
・旅行データ
①日時：2017年12月年末（5泊7日）
②行った所：
マラケシュ：旧市街（メディナ）
メルズーガ：サハラ砂漠
フェス：旧市街（メディナ）
カサブランカ
有名な観光地は、マラケシュの旧市街（メディナ）・フェスの旧市街（メディナ）・サハラ砂漠・青い街シャウエンがあります。他に世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥのクサルトドラ峡谷等、色々見どころはありますが、時間の都合上、今回は行ってません。
③費用
航空券代：約20万円
宿泊費：約2.5万円
食費：約1万円
その他：約1.5万円
→合計 約25万円
年末なので航空券がちょっと高いです。滞在費は比較的抑えられました。
・旅行プラン
①行き先・日程
思いつきで行き先を決めたので、結構夜が寒い時期（夜は気温0度くらい）でした。日中は比較的暖かかったです。服装は、夜はダウンの下にパーカーとヒートテックを着てましたがそれでも寒かったです。真夏の砂漠はかなり暑くなる（日中は気温40度くらいになる）ようです。夏の夜は砂漠で寝ながら星が見られて最高だよって現地の人がおすすめしていました。
今回は砂漠とマラケシュの旧市街（メディナ）を中心に予定を立てました。青い街のシャウエンにも行けたら行きたいなと思っていましたが、シャウエン行きのバスの予約が難しく結局断念しました。
国内交通を考えて、今回はフェスまで飛行機で行き、フェス～メルズーガは夜行バス（スープラトゥール）（約10時間）、メルズーガ～マラケシュはバス（スープラトゥール）（約12時間）、マラケシュ～カサブランカは鉄道（約3時間30分）、カサブランカ～ムハンマドⅤ世空港は鉄道（約1時間）で移動することにしました。
実際の日程です。
Day1：フェス着（夜）、フェス泊
Day2：フェスの旧市街（メディナ）散策、夜行バス（スープラトゥール）（約10時間）
Day3：メルズーガ着（朝）、砂漠ツアー、サハラ砂漠でテント泊
Day4：砂漠から帰還（朝）、バス移動（スープラトゥール）（約12時間）、マラケシュ着（夜）、マラケシュ泊
Day5：マラケシュの旧市街（メディナ）散策、鉄道移動（午後）（約3時間30分）、カサブランカ着（夕方）、カサブランカ泊
Day6：鉄道移動（朝）（約1時間）、カサブランカムハンマドⅤ世空港着
・モロッコの国内交通事情
モロッコ国内の移動には主に①飛行機②鉄道③バス④タクシーがあります。個人的には主要都市間は、鉄道での移動が早くて本数も比較的あるので良いと思います。
鉄道：モロッコの鉄道はONCF社（日本のJRみたいなもの）が運行しています。ONCFのホームページで駅名と日付を選択して検索すると時刻表を見ることができます（google chromeのページ翻訳をすると何となくわかります）。と言っても日本の電車の様に時刻表通りに運行していませんが、旅の予定を立てるのに参考になると思います。また鉄道には1等車と2等車があります。1等車を見ていないのでわかりませんが、日中に乗車するのであれば2等車でも問題ないと思います。時間にもよると思いますが主要駅では人が乗り切れないくらい乗り込んできてカオスな感じでした。
ちなみにカサブランカ～マラケシュ間は約3時間30分、カサブランカ～フェス間は約4時間かかります。
バス：モロッコのバス（都市間の移動で使用するバス）は3種類あり、国営のCTM社と鉄道と同じONCF社が経営するスープラトゥール（Supratours）とその他の民間のバスです。CTMとスープラトゥールは 基本的に指定席で目的地まで直行します。民間バスは使用していないのでわかりませんが、途中で人の乗り降りがあり少し時間がかかるようです。
CTMはネットで予約ができるとのことでしたが、支払いの所でうまくいかず、何枚かクレジットカードを変えて試してみましたが駄目でした。フェス～シャウエン行きのバスは人気があるとのことで予約したかったのですが、断念しました。時刻表も検索できるので、旅の予定をたてるのに役立つと思います。
手荷物以外の荷物は、バスの下に預けられ5ディルハム（DH）かかります。
タクシー：モロッコのタクシーは2種類あり、主に市内を走るプチタクシーと都市間を走るグランタクシーがあります。
プチタクシーは都市によって車体の色が違うようです。フェスでは赤い車体で、可愛い感じでした。結構自由な感じの運転なのでちょっと怖いです。プチタクシーはメーターで走ってくれる人と、値段交渉が必要な人がいます。日中の中心街ではプチタクシーを捕まえるのが大変でした。基本乗り合いですので、途中で人が乗り降りしたり、自分の行きたい方向に直行してくれるとは限りません。
②航空券
飛行機を出発3週間前くらいに予約したのでちょっと高かったです。今回もスカイスキャナーで検索しました。乗り継ぎ保証がついていると書いてあるKiwi.comで予約しました。今回初めてKiwi.comで予約しました。ネットの口コミをみるとあまり良くない話もありましたがとりあえず試してみました。今回の旅では特に不備等は見られませんでした。
行きはロンドンガトウィック空港～カサブランカ空港～フェス空港、帰りはカサブランカ空港～ロンドンガトウィック空港を経由しました。
③宿泊予約
いつもの様に、エクスペディアとBooking.comで検索し予約しました。フェスに1泊（Grand Hôtel）、メルズーガ1泊（砂漠ツアー）、マラケシュ1泊（Hotel Islane）、カサブランカ1泊（Moroccan House Hotel Casablanca）しました。フェス～メルズーガまでは夜行バスで移動したのでホテル等には4泊しました。欧米と比較すると、宿泊料金は抑えられます。暖房が効かなかったりお湯が出なかったり、もう少し良いホテルでもよかったかもしれません（高級ホテルでもお湯はでない事があるみたいです）。
・その他
①Visa
日本国籍の人は90日以内はビザは免除されるようです。空港での出入国審査はそんなに厳しくありませんでしたが、出国審査の時も、入国審査の際に提出した入国カードと同じ書式の紙を記入し提出しなければならず、それに気づかなかったので引っ掛かりました。
②治安
基本的にイスラム世界なので少し心配しましたが、特に危険を感じることはありませんでした。カサブランカは比較的都会で、若い人が多く活気がある感じでした。マラケシュの旧市街のフナ広場には夜遅くまで人がたくさんいてすごかったです。みんな楽しそうでした。スリ等は多発しているようなので、気を付けるに越したことはないです。
③通貨
モロッコは現地通貨のディルハム（DH）の他に場所によってはユーロ（€）が使用可能です。そして基本的に、クレジットカードは使えず現金のみ使用可能です。いざという時、ATMで現地通貨のキャッシングするため、念のためにクレジットカードは持って行った方が良いと思います。
④wifi・インターネット環境
宿泊施設ではほとんど無料wifiがついていますが使えない時もありました。個人的に現地のsimカードを使用するのが好きなので、調べたところモロッコテレコム（Maloc Telocom）がメジャーなようで購入しようと思っていました。色々あって購入するタイミングを逸してしまったので、今回はOrangeのMundo Marruecosというプラン（月額プラン：1GB+通話400minで15€/月）が主なヨーロッパの国に加えてモロッコでもデータ通信と通話が可能とのことで、これを利用しました。ただ月額なので月1回料金がかかるはずですが3回くらいチャージされていました。原因はちょっとわかりません。今まで使用していたOrangeのsimカード（アイスランド旅行・オランダ旅行でも使用したもの）がそのまま使用できそのままヨーロッパでも使用できるので便利で良いかなと思ったのですが、やはりモロッコテレコム（詳しいサイトでは1週間で1GB、30DH）にしておけば良かったなと思いました。
このような感じで行ってきましたので、次回は旅行の詳細を書いていきたいと思います。モロッコは異世界という感じで、大変でしたが刺激的で面白かったです。
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